水泳ベストタイム更新プログラム 〜2軸泳法で4泳法に革命を起こす〜【日本体育大学 水泳部コーチ藤森善弘 監修】
水泳ベストタイム更新プログラムはどういうものなの?
どのようにしたら更に速く泳ぐ事が出来る様になるのでしょうか? それはとても簡単なのです。
水泳で記録を上げる上で重要になる点は下記の2つだけしか無く、各々をどのように良くするか?次第だからです。
1.水の抵抗を少なくする
2.自分自身の力を推進力に変える
極めて重要なのが抵抗を少なくすると言う事になります。 更に言いますと、 不要な抵抗が発生してしまっている事が、速くならない一番の要因とも言えるでしょう。
どんなに筋力や体力を付けようとも必要以上に力を削られてしまったら元も子もないですし、水の抵抗は陸上においての空気抵抗とは比べられないくらい大きく、全力で速く動こうとすればする程無駄に抵抗が多くなってしまって、体力は削られてしまうのです。
速く動こうとすればする程辛くなってしまうのは体感的に分かると思います。
従って、筋力アップや体力アップを考える前に、とりあえず水の抵抗を可能な限り減らす事を考えた方が良いと言えます。
水の抵抗という無駄を可能な限り減らして初めて筋力や体力を考える方がよいと思われます。
しかしながら、沢山の方がどのようにしたら水の抵抗を出来る限り少なくして泳ぐ事が出来るのか?
そのやり方が分からなくて、記録が振るわなくなっているというのが現在の状況ではないでしょうか。
どなたも伝えて下さいませんし、指導してくれる指導者が分かっていない場合がある訳ですので当たり前と言えば当たり前なので、貴方様が悪い訳ではありませんが。
余談ですが、良くある悩みの1つに後半になるに従って前半の速度が無くなって行き、前半と後半の差が大きいという声があるのですが、これは体力や筋力がどうこうということよりも、水の抵抗を少なくするやり方をわからないままに、無駄な抵抗が多くなってしまっているのが原因なのです。
毎回のストロークやキックで不要な力を使って体力を削り取られているので、とても勿体ない事をしていますが、殆どの方がそれを分かっていないのです。
しかしながら、誰もが最先端の理論を理解している訳では御座いませんのでしょうが無い事だとは思っております。
一番やっかいなのは指導者の知識が古いままで一昔前の指導方法が何時までも通用すると考えている事なのです。
指導を受けている人は正しいと思っておりますし、教える側も正しいと思っていながら、誤った事をずっと行なっているので悲劇としか言いようがないですね。
従って、何度も言っていますが、最初にちゃんとした知識を手にして抵抗を可能な限り少なくするという事から行なうのが最優先だと思います。
そうしたら、無駄が無くなって速く楽に泳ぐ事が出来る様になるのですから。
要するに、現在の体力や筋力はそのままでも適切な泳ぎ方を行なう事によって記録をアップさせる事が出来るという事になります。
水泳ベストタイム更新プログラムの内容を一部ご紹介します!
2軸泳法を理解し体感する為の陸上で取り組めるシンプルな2つの運動方法
2軸泳法を体でも理解出来る様にする為の運動があるのです。
運動と言いましても泳ぐ事が出来のであれば行なえるシンプルな運動になります。
こうやって感覚を養う事によって2軸泳法がマスターし易くなるのです。
貴方様はクロールの時に股関節をどんな風に意識しているでしょうか? 「股関節なんて意識した事も無い」と言うのであればこちらが分からないと良くないです……
クロールで股関節なんて意識した事が無い方がたくさんいるかも知れないのですが、水の抵抗を少なくする2軸泳法においては股関節がとても大事な要素になりますから、その方法を細部に亘ってご説明させて頂きます。
今までの動作とは異なる動作になるのですが、難解な物ではないですから、普通に泳げたらマスター出来るはずです。
クロールで水を捉えに行く際に逆の手は何処に置いているでしょうか? 行なっては駄目な場所と、効果的に推進力を手にする為の場所とは?
少しイメージして頂きたいと思います。クロールでいざ片方の手が入水ししようとている際に、逆の手がどの場所にありますか?
一番ベストな場所がありますが、それが分からない、まだ水中にあるなんて人は絶対見るべきです。
ローリングはただちに止めた方が良い訳と抵抗が少なくなって力が入る様にするには、ローリングの代わりに何をどのようにしたらベストなのかお伝えしましょう。
泳ぐ際に体をローリングさせてしまうと、抵抗が多くなって呼吸もし辛くなってしまうのです。
代わりに、体が沈まないで浅い位置で呼吸が行なえて抵抗も少なくなって力も入るやり方をお教えしましょう。
注意!クロールで手を入水させる際にこういった誤りを行なっていないでしょうか? 即刻止めないとスピードが出ないばかりか肩を壊してしまうかもしれません!
特に泳いでいると肩が痛くなるという方は危ないです。 親指から入水している方は特に危ないですから、直ちに止めた方が良いと思います。
イメージとしましては親指では無く他の指から入るのがベストですが、詳細は動画でご説明してあります。
呼吸に苦手意識がある人へ。呼吸が不得意な方の共通する部分と、呼吸が上手く行っている方の共通する部分とは?
クロールや背泳ぎで呼吸が不得意な方はローリングで体を巻き込んでしまっているケースが多く、1軸になっているのです。
加えて、平泳ぎとバタフライについては呼吸が不得意な方はタイミングが正しくない場合が殆どですが、実際的に呼吸はどのようなタイミングが良くなくて、どのようなタイミングがベストなのかをご紹介しましょう。
キックが不得意?進み辛い?であればこちらを確認して頂きたいと思います。
クロールや背泳ぎはローリングさせていると膝が曲がってキックの力が分散してしまいますから、それを最初に疑って頂きたいと思います。
平泳ぎとバタフライも膝の使い方や足の場所等大事な点が御座います。
それ以外にもたくさん大事な点が御座いますから、細部に至るまでお教えしましょう。
陸であっても取り組める効果的なクロールのキャッチ動作のトレーニング方法とは?
プールに足を運ばずとも取り組めるトレーニング方法があったら、凄く良いと思わないでしょうか?
勘違いがたくさんあるクロールにおいてのプルを適切なやり方にする為のトレーニング方法は陸であっても行なえますので、是非とも使って頂きたいと思います。
水泳で重要なウエイト移動の感覚とは? その他のスポーツにおいても共通しているある感覚を基にして2軸を念頭に置いて泳ぐと上手くいくはずです。
体重はいつも●●を意識するのが良く、●●を活用して加速を手にするのが2軸泳法になります。
野球やスケートとも共通しているポイントがありますから、分かり易い様に細かい部分をご説明してあります。
2軸クロールで泳ぐ時に気を付けないといけない頭の場所と目線の場所とは? こちらに気を付けると丁度良く体がフラットになって呼吸もし易くなるでしょう。
クロールで重要な要素の1つに目線が御座います。
考えずとも行なえている方は大丈夫ですけども、中には誤った方法で泳いでいる方もおりますから、貴方様もDVDの説明に従って確認して頂きたいと思います。
クロールや背泳ぎで入水してから水を掴まえるキャッチ動作を行なう際に腕を回す感覚では良くない訳と、スピードが乗り易い適切な感覚とは?
クロールや背泳ぎで入水して水をかく際に腕は回す様にするのでは?と考えていたらよく見られる抵抗を多くするだけの良くないパターンですから気を付けて下さい。
それでは、どの様にしたらベストなのか?大事な点は回すのでは無く、他の動きを意識する事なのです。
クロールで手を伸ばした際一緒に行なった方が良い肘と手の平のある動作とは?
こちらを行なう事によって次のキャッチ動作が決定して来るのです。
クロールのキャッチ動作は肘と手の平の関係を知ると上手く行きますから、是非ともチャレンジしてみてください。
水の余計な抵抗を少なくして力強くかく事が可能になって来るでしょう。
クロールで何を考えて水を捉えに行っているでしょうか? エントリーして水を掴まえる時に注意しなければならない2つの部位とは?
体のある部分を手で押さえる事によって、上手く行なえているか否かが確認出来ますから、DVDを確認しながらチェックしてみて下さい。
これが分かったら、キャッチの時にどの辺まで手を前に伸ばしたらベストなのかが直観的に理解出来るでしょう。
入水してからキャッチして水をかく際に肘から先を曲げてしまっていないでしょうか? 力強くプルを行なう為の適切なやり方とは?
それだと余計な抵抗が多くなり、水を捉え辛くなってしまうでしょう。
全力でかこうと思って、ついつい肘から先を曲げてしまう方がおられますが、あいにくですが逆効果になってしまいます。
肘から先はある場所で固定させるのが正解ですから、適切な場所を頭に入れて頂きたいと思います。
陸であっても容易く行なえるトレーニング方法が御座いますから、そのトレーニングでマスターして下さい。
良いキックを打つにはどういった感覚を持ったら良い?その答えは……
クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法について、円滑にキックを蹴る為に把握しておくと良い感覚に関してご説明してありますから、是非とも、効果的なキックを押さえて頂きたいと思います。
意図して抵抗が多くなる様にして苦行し続けたいのであれば止めはしませんが。
どうして、2軸だとおのずとキックが行なえる様になって、円滑に効果的なキックが行なえる様になるのか?
特にクロールと背泳ぎについては1軸ですと腰に負担は掛かるわ、キックの効率は悪いわでとても合理的とは思えない動作になってしまいます。
こちらを押さえたら2軸以外あり得ないと感じるはずです。
どうして、2軸が良いのか合理的な理由を具体的な方法と一緒にご説明させて頂きます。
2軸バタフライ用ドリル8選
しなりのあるしなやかなキックをマスターするドリル3つ、体幹を意識しながらプル動作に不要な影響を与えないキックをマスターする為のドリル、速く細かいキックが打てる様に変わるドリル、体が沈み過ぎない様にする為のドリル2つ、バタフライで不必要な上下運動を少なくして上手くストロークを行なえる様にする為のドリルといった8つのドリルをお伝えさせて頂きます。
全泳法に関係して来るストロークの時の適切な親指の使い方をご存知でしょうか?
少しばかりの違いで力の入り具合が違ってきますから、存じ上げない方は間違いなく把握しておいた方が良いと思います。
わずか親指1つですが、それで記録を伸ばす可能性があるのであれば行なってみて損は無いでしょう。 全泳法に共通します。
バタフライでしなやかで円滑なキックを行なう為に持つと良いイメージとは?
バタフライのキックを行なう上で、上半身が大きくブレてしまう方がいらっしゃいます。
逆に上半身を固定しようと考えてしまい弱いキックになってしまう事も。
それではどのようにしたら納得できるキックが打てる様になるのでしょうか?
大事な点はDVDでご説明している体の●●●●からキックする様なイメージを持つ事です。
抵抗の余りないバタフライを泳ぎたいのでしたら呼吸を行なうケースとそうでないケースとで特に気を付けて確認しなければいけない大事な点があるのです。その大事な点とは?
バタフライの呼吸の時に気を付けないといけないのは体のある部分になります。
呼吸を行なう際もしない際もこれが行なえていると、可能な限り浅い位置で泳ぐ事が出来る様になって、能率の良いバタフライに結びつけられますから、それをちゃんとご説明させて頂きます。
バタフライで手を入水させる際に無駄なく円滑にストロークが行なえる様になる方法
腕をどの程度広げると良いのか?かき始めるタイミング何時?等、ポイントを把握する事によって、毎回のストロークで抵抗を少なくして効果的に推進力を手にできる様になりますから、是非とも、意識してみて頂きたいと思います。
バタフライを浅いポイントで抵抗を少なくして泳ぐ為の方法
バタフライでダメなパターンが上下運動が激しくて潜っては浮き上がりというのを続ける事です。
そうならない為にも全員が一回は目にした事があるであろうある遊びをイメージすると泳ぎが円滑になりますから、それをご説明させて頂きます。
水泳ベストタイム更新プログラムの良くある質問について
そう思います。 こどもの時から体に必要以上の負担が掛からない泳ぎを行なう事が重要になりますので、かえって子供の間から行なうべき事ではないでしょうか。
歳は無関係ですから効果は望めるかと存じます。
水泳は大きな筋肉や豊富な体力以上に水の感覚の方が重要ですので、歳を重ねてもしっかりと改善はできます。
クロールから行き着いた考え方であって、2軸の影響が一番大きく現れるのがクロールなので仰る通りクロールがメインにはなっております。
しかしながら、クロールと似た動作になる背泳ぎは勿論の事、平泳ぎやバタフライであっても2軸に気を付ける事によって、泳ぎが良くなる事はあります。
水泳ベストタイム更新プログラム販売者からのメッセージ
私が水泳を開始したのは小学校1年生の時でした。
体が弱く体力を付ける為に開始しましたが、気がついた時には競技にめり込んで行き、高校には水泳の特待生という形で入学する事が出来ました。
けれども、それまでのトレーニングにより、いつの間にか体に負担が掛かっていた事があとになって分かったのです。
初めは何だか肩が痛いなと感じていた程度だったのですが、徐々に悪化して行って、腰にも負担が掛かっていたみたいで徐々に肩ばかりで無く腰までも痛くなる様になって行ったのです。
それに伴い整形外科は勿論の事、鍼灸や理学療法等加療する時間が多くなって行ったのです。
気付いたら、トレーニング時間とケアの時間のどちらが多いのか分からない程の状態になっていたのです。
その上、体を痛め付ける位のトレーニングを行っているというのに、結果に結び付いているかと言いますと残念な事にそうとは思えず、疑問を持たざるを得ませんでした。
そうやって苦しみながらもトレーニングを継続しておりましたが、高校1年生の夏を迎えた際にこの様な事が起こったのです。
さあ今から試合に行くぞ!という時に立つ事が出来なくなって、話す事さえままならない状態になってしまいました。
試合会場に向かう事等とても出来なくて、そのまま病院に担ぎこまれてしまったのです。
病院の部屋の扉を閉める動作さえも痛くて痛くて絶えられない状態で、水泳所の話では無い状態になってしまったのです。
当時、五輪を目標にして全力で頑張っておりましたが、その後、復帰出来たのは半年が過ぎた後だと思います。
手術を行なうか行わないかの瀬戸際に立たされていたのですが、手術を行なったら選手生命が絶たれるという事でしたから、どうにかリハビリで治す様にしていたのです。
段々回復はして行ったのですが、肩の痛みがなくなる事は無く、騙し騙し水泳を行なってそのまま大学に進んで、水泳は続けていたのです。
けれども、大学に入っても考えた通りに泳ぐ事が出来なかったのです。
どこが良くなかったのか? それを自分なりに考えてみたら、思い当たる節があったのです。
と申しますのも、今思い返すとクロールを泳げば泳ぐ程肩を痛め、更にクロールを良くしようとすると腰に負担が掛かる、と言う事があったからです。
「これが要因なのでは……?」と考え、引退後に自分自身が正しいと感じる事を徹底的に調べて行ったところ、今までの1軸泳法だと体を壊しかねず合理的な泳ぎ方であるとも言えない、クロール(crwal=這う)と言う言葉の意味からもこれまでの1軸泳法は間違いなのでは?と思い、辿り着いたのが2軸泳法だったのです。
当然、その間には様々な人達にお世話になりながらでしたから、自分一人だけの力で掴んだ結論ではないのですが、やっぱり誤った方法を基にトレーニングを行なう事により肩や腰に必要以上の負担が掛かりケガの要因になっていると言う事が分かったのです。
こういった私の故障の経験から、私が関係しているスイマーには誤った方法で体を壊してほしくない。 適切な知識を基にトレーニングを行なってもらいたいという思いが強くあるのです。
今でこそ、大分2軸が広まってきつつある様には思うのですが、全然ご存じない方も大勢いるのです。
私が願うのは2軸が普通の泳ぎ方となって、合理的であって怪我や故障が少ない水泳が見る見る広まって行く事です。
水泳は生涯スポーツとしても楽しむことができるスポーツになります。
記録を伸ばす事や自己ベストを更新する事、ゲームで勝利する事といった事も重要ですが、それだけでは無く楽しみながら健康に結び付く水泳になる様にサポートが出来たらと存じます。